脂肪や筋肉、それらを支える組織が加齢と共に緩んできて垂れ下がった状態。顔は特に脂肪や筋肉に特徴があり、また骨格も大きく影響与える為、たるみ方も人それぞれです。
顔は大きく4つの脂肪体(脂肪の集まり)があります。
主に目の周囲にある【眼窩脂肪体】加齢と共にたるんでくると目がくぼんだように見えます。
目の下周囲にある【眼輪筋下脂肪体】たるんでくると目の下がたるんだように見えます。またインディアンライン(ゴルゴ線)にも影響をあたえます。
頬骨周囲にある【頬骨脂肪体】たるんでくると頬がこけたように見えます。先のインディアンラインやほうれい線に影響をあたえます。
頬にある【頬脂肪体】ゆわゆるほっぺたのお肉と呼ばれるものです。たるんでくるとインディアンラインはもちろん、ほうれい線、マリオネットライン(ブルドック線)に影響をあたえます。4つの脂肪体の中でも最も大きくたるみで最も目立つ脂肪体です。
これらが垂れ下がってきます。そして顔には顔を支えている【頬骨部靭帯】【咬筋部靭帯】【下顎部靭帯】という3つの大きな靭帯があります(※画像)。その為、たるんでくるとこの靭帯にたるみが乗っかって行くため、頬骨の上にたるみの段ができる。ほっぺたに縦線がはいる、フェイスラインが垂れ下がり両口角の下に線が入る(ブルドック線)。などの状態になります。
基本的には加齢ですが。大きく3つあります。
【皮膚を支える組織が緩む】肌には支える組織があります。コラーゲンやエラスチンなどが代表です。これらが加齢と共に少なくなり肌が弾力を失いたるんできます。強い顔のマッサージはこれらを傷付けてしまう為、注意が必要です。
【表情筋の衰え】顔の筋肉は腕の筋肉などとは違い、直接顔の皮膚にくっついています。だからこそ細かい表情をすることができるのですが、反面、衰えが直接顔に現れます。顔の構造は表面から皮膚→脂肪→筋肉→骨の順番になっています。つまり、顔の筋肉が衰えるとその上にある脂肪まで一緒に垂れ下がってくることになります。表情筋が衰える主な原因は加齢ですが、話す、笑うなど表情を使わないことでも衰えていきます。
【猫背などの悪い姿勢】デスクワーク、スマホ、家事などで猫背になったり、肩が内側に巻いていたり、首が前に落ちてきたりすると、顔が垂れ下がるような状態になります。心当たりがある方は二重あごや顎周りのお肉、肩こりなどが気になっていませんか?姿勢が崩れると筋肉は正常に使われなかったり、脂肪のたまりなどができます。
やはり【たるみ=老けて見える】になります。歳をとるからたるむというイメージがありますが、早い方は20代の前半ぐらいからたるんできます。縦に垂れ下がる為、顔が伸びる方向になります。
顔のたるみで気になるのは、顔に入る線(ほうれい線、ブルドック線など)やフェイスラインだと思います。この時、当サロンで一番大切にしているのは、その方の顔をキレイなバランスに持っていき、若い印象にすることです。肌のたるみ方、リンパの残し方、骨格の調整の仕方など細かく繊細に矯正を行っていきます。状態と必要に応じて姿勢も矯正していきます。